1、bashのシェル変数LPICを削除するコマンドは?
⇒unset LPIC
参考:
Linuxで使用できる変数には、シェル変数と環境変数があります。
・シェル変数
変数を設定したシェル上でのみ有効な変数です。シェル変数は以下のようにして作成することができます。
シェル変数名=値
・環境変数
変数を設定したシェル上と、そこから起動されるシェルやアプリケーション、コマンドで有効な変数です。これは設定が引き継がれる事を意味します。
変数変数はexportコマンドを使用して作成することができます。
export 環境変数=値
また、exportコマンドはシェル変数を環境変数に変更できます。
設定されている変数を一覧で確認するには以下のコマンドを使用します。
なお、echoコマンドを使用して、個々のシェル変数または環境変数の値を確認することもできます。値を確認したい変数の先頭に「$」をつけたものを引数に指定します。
#echo $HOME
/root
2、fdiskコマンドのサブコマンドとその説明の組み合わせとして正しいものは
・t:パーティションタイプ(システムID)の変更
・p:パーティションテーブルの表示
解説:
fdiskコマンドで、MBR形式のハードディスクに対してパーティションの作成、削除、変更及び情報表示を行えます。
なお、作成したパーティションを利用するには、「mkfs」や「mke2fs」コマンドを利用してパーティションにファイルシステムを作成する必要があります。また、作成したパーティションをスワップ領域として使用するには「mkswap」コマンドを利用します。
3、findコマンドの-print0アクションについて正しく説明しているのは
⇒検索結果をNULL文字で区切って表示する
findコマンドの書式と主な検索式・アクションは以下の通りです。
find 「検索起点ディレクトリ」「検索式」「アクション」
findコマンドの検索結果は改行コードLF(\n)で区切って出力されますが、xargsコマンドにパイプで渡して処理する際に、検索結果にスペースが含まれていると意図しない結果になります。
例:)
xargsは標準入力から受け取った文字列を「改行コードLF(\n)またはスペース」で区切って処理するため、「dir1」というディレクトリ名を「dir」と「1」という別々のものとして扱ってしまいます。
こういった形式の文字列処理する際に、findコマンドの-print0アクションとxargsの-0(-null)オプションを使うことで意図した処理をさせることができまます。findコマンドの-print0アクションによって各検索結果をNULL文字で区切り、xargsコマンドの-0(–nul)オプションによって文字列の区切りとみなさず処理できるようになります。
※NULL文字(NUL,\0:16進数で00)は制御コードの一つで、C言語や様々なデータフォーマットにおいて文字列の終端を意味します。
例)
参考:
findコマンドは指定したディレクト以下からファイルやディレクトリを検索するコマンドです。検索条件としてファイル名やディレクトリ名以外にも、ファイル権やファイルのサイズなど、様々な検索条件を指定できます。
ただし、アクセス権がないファイルやディレクトリは検索できません。
例)カレントディレクトリ以下から、パーミション775のファイルやディレクトリを検索する場合